騒音問題どうしたらいい?
自宅でも、職場でも、近隣の騒音で悩む、どうにかできないか、あるいはそのようなクレームを受けている、という相談を受けることがあります。
よくあるのは、マンションやアパートの上下階の位置関係や、向かいや左右の物件の工事の作業音などの相談です。
ニュースでも近隣の公園での子どもの声がうるさいという報道がされたり、保育園や中学校・高校の部活動の声がうるさいというクレーム対応の相談を受けたりします。
工事業者の騒音であれば、工事期間中という一定の期間の見通しがあるため、それまでの期間の防音対策、という協議がしやすいですが、互いに住まい同士の騒音では、互いに離れることが難しいため、解決が容易ではない場合が多いです。
また、法的には、「受忍限度論」という考え方があり、一定の範囲の騒音は受忍の範囲内として扱われます。
騒音問題への対応を考えるにあたっては、まずは、騒音の客観的状況の把握が必要です。(結構、感情的になってしまっているケースがあるからです)。
具体的には、
- 騒音の大きさ(機器を使って測定)
- 騒音の種類(声、音楽、足音など)
- 騒音の時間帯(日中、夜、深夜、明け方など)
- 頻度(週に何回、月に何回など)
- 騒音の長さ(何分、一日中など)
これらをできるだけ収集したうえで、対応方法を考えていく必要があります。
単にうるさい、というだけでは、近隣トラブルの深刻さが増してしまうおそれがあるので、注意が必要です。
(田鍋/編集 中路)
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